Actian Zen v16 for Magic : 製品仕様
Actian Zen v16 for Magic とは?
Actian社が開発、日本では株式会社エージーテック社が販売している、Actian Zen v16のOEM製品です。
アプリケーション開発のコアシステムとして、最も信頼性に優れ、高度なパフォーマンスを提供するデータ管理システムの最新版です。
Actian Zen v16の種類は、どのようなものがありますか?
■Actian Zen v16 Workgroup for Magic
・スタンドアロン、又は小規模LAN(5台以下のPC)で共有する
・共有データは特定のマシンで使用する(ピアツーピア)
・同時アクセスユーザ数ライセンス
・32Bit版エンジン(64Bit環境では、WOW64で動作)
■Actian Zen v16 Enterprise Server for Magic
・大規模ユーザで使用(6ユーザ以上)
・クライアント&サーバ (Web、アプリケーションパーティション使用不可)
・同時アクセスユーザ数ライセンス
・共有データはサーバ上で使用する
■Actian Zen Enterprise Serverfor Web Apps for Magic
・大規模ユーザで使用(6ユーザ以上)
・Web、アプリケーションパーティション使用可能
・同時アクセスユーザ数ライセンス
・共有データはサーバ上で使用する
■Actian Zen v16 Cloud Server
・2種類のライセンス
①コアベースライセンス(無制限ユーザ、容量無制限)
②容量ベースライセンス(無制限ユーザ)
・Web、アプリケーションパーティション使用可能
・第三者へのサービス、ホスティング、ASP、SaaSでのサービス提供可能
Actian Zen v16 for Magic製品構成は?
「Actian Zen v16 for Magic製品構成」を参照してください。
UCIとはなんですか?
User Count Increases(UCI:追加ユーザライセンス)のことで、ユーザ数を追加することができます。
Actian PSQL v13 Server for Magicまでは、同一ユーザ数で累計することは出来ませんでしたが
v14以降は、同一ユーザ数で何回でも累計することができるようになりました。
CCIとはなんですか?
Core Count Increases(CCI:追加コアライセンス)のことで、Cloud Serverコアベースライセンスでの使用するサーバコア数を追加することができます。
エージーテック社が販売しているActian Zen v16は、Magicでサポートされますか?
サポートされません。
OEM版「Actian Zen v16 for Magic」のみがサポート対象となります。
ISAMデータベース(Btrieve API)、SQLデータベース(SQL)は 、どちらをサポートしていますか?
Magic xpaは、両方をサポートしています。
それぞれに、専用のデータベースゲートウェイが提供されています。
ISAMゲートウェイを使用して ISAMファイルとして作成したファイルを、Zenに登録して、SQL テーブルとしてアクセスすることがActian Zenでは提供されています。
Zenへの登録は、Magicが提供するユーティリティ(DDLMaker)、Zenが提供するユーティリティ(Pervasive Control Center、DDF Builder)を使用します。
詳細は、リファレンスマニュアル等を参照してください。
Backup Agentとは、なんですか?
Backup Agent を使用すれば、Zen データベース ファイルに対する Continuous オペレーションの設定と管理を簡単かつ迅速に行うことができます。Continuous オペレーションの設定と管理は、Zen データベースのバックアップを行う際の重要な部分です。Backup Agent は開いているファイルに対する Continuous オペレーションの設定と管理を自動的に処理し、バックアップ中でもアプリケーションからデータを利用できるなど信頼性の高いバックアップ支援ツールです。
※ Actian Zen v16 for Magicには、Backup Agent が含まれています。
詳細は、Backup Agent のリファレンスマニュアル等を参照してください。
Client Reporting Engineとは、なんですか?
大規模なレポートのクエリを行うと、Zen Serverに大きな負荷がかかるため、小さなトランザクションから成る標準的なストリームでもリソースの競合が発生する可能性があります。
レポート実行の Zen Serverへの負荷を減らすには、プロキシサーバとしてZen Client Reporting Engineをセットアップします。この64ビットエンジンは、Zenリレーショナル エンジンと Zenクライアントキャッシュエンジンの機能を組み合わせた特別なものであり、SQLレポートジョブによるサーバ動作への影響を低減するために、ジョブの負荷を削減することができます。
大規模なレポートのクエリをサーバでなくレポートエンジンで実行すると、通常の実稼働オペレーションのサーバ パフォーマンスを向上させることができます。
詳細は、Actian Zen v16 のリファレンスマニュアル等を参照してください。
ISAMデータベースには、Btrieve API1 と Btrieve API2がありますが、違いは何ですか?
Magic xpa 4.9から、Btrieve API2がサポートされました。
■Btrieve API2サポートバージョン
・Actian PSQL 13R2 (Actian PSQL 13 SPxでは使用できません。)
・Actian Zen 14 および 15
■Btrieve API2機能拡張:
・AES 192 暗号化(Actian PSQL 13)
・AES 256 暗号化(Actian Zen 14 および 15)
・最大64TBまで拡張されたサイズ
・32バイトのオーナネーム
■Btrieve Gateway DLL名称:
バージョン | Btrieve API1 | Btrieve API2 |
---|---|---|
Magic xpa 4.8以前 | MGBtrieve.dll | - |
Magic xpa 4.9 | MGBtrieveAPI1.dll※ | MGBtrieve.dll |
Magic xpa 4Plus | MGBtrieveAPI1.dll | MGBtrieve.dll※ |
※Magic.ini でのデフォルト設定
■Magic xpa 4Plus 4.10a Actian Zen(ISAM) Gatewayの機能強化:
・ページサイズの拡張 (Btrieve API2 対応のゲートウェイのみ対応)
・配列サイズの拡張
・不要なGET_DIRECT/CHUNKの実行の抑制
・圧縮オプション追加
※詳細は、Magic xpa Readme、マニュアル等を参照してください。
Actian Zen v16 for Magic : 動作環境
Actian Zen v16 for Magicの動作環境は?
「Actian Zen v16 for Magic 動作環境」をご確認下さい。
Magic xpa Enterprise Studio、Magic xpa Enterprise ClientをRDS(Remote Desktop Services)、TSmagic環境で使用する場合の留意事項は?
■Actian Zen v16 Enterprise Server for Magic、Actian Zen v16 Workgroup for Magic
以下の条件で使用することができます。
Actian Zen に対して、Webサーバー経由のアクセスがない場合
(注意)TSmagic:HTML5 Web Access Clientでは使用できません。
Actian Zen の適切なライセンス数を購入する
同時に使用するセッション数分のライセンスが必要です。
参考:RDS(Remote Desktop Services)、Citrix XenApp で使用する場合の注意点
■Actian Zen v16 Enterprise Server Web Apps for Magic
以下の条件で使用することができます。
Actian Zen の適切なライセンス数を購入する
同時に使用するセッション数分のライセンスが必要です。
参考:RDS(Remote Desktop Services)、Citrix XenApp で使用する場合の注意点
■Actian Zen v16 Cloud Server
・特に制限なく使用することができます。
Actian Zen v16 for Magic : ライセンス関連
Magic xpa Enterprise Client - Actian Zen Enterprise Serverで構成する場合、何ユーザを購入すれば良いですか?
Magic xpa Enterprise Client、及びActian Zen Enterprise Server共にライセンス形態は、同時アクセスユーザです。
従って、同一のユーザ数か、又はActian Zen Enterprise Serverを多めのユーザ数で構成します。
(例)
・Magic xpa Enterprise Client 30ユーザ → Actian Zen Enterprise Server 35ユーザ
・Magic xpa Enterprise Client 30ユーザ → Actian Zen Enterprise Server 20ユーザ+UCI 10ユーザ
Magic xpa RIA Server/Magic xpa Enterprise ServerをActian Zen v16 Workgroupで構成することが出来ますか?
Webサーバ、アプリケーションサーバでの利用となる為、ライセンス的に構成する事が出来ません。
Magic xpa RIA Server - Actian Zen Enterprise Serverで構成することが出来ますか?
Webサーバ経由での使用になる為、Actian Zen Enterprise Serverでは構成する事が出来ません。
Actian Zen Enterprise Server Web Appsか、Actian Zen Cloud Serverで構成してください。
Magic xpa Web Client Server - Actian Zen Enterprise Serverで構成することが出来ますか?
Webサーバ経由での使用になる為、Actian Zen Enterprise Serverでは構成する事が出来ません。
Actian Zen Enterprise Server Web Appsか、Actian Zen Cloud Serverで構成してください。
Magic xpa Enterprise Server(Webマージ、アプリケーションパーティショニング)で Actian Zen Enterprise Serverで構成することが出来ますか?
Webサーバ経由での使用、マルチプレキシングでの使用になる為、Actian Zen Enterprise Serverでは構成する事が出来ません。
Actian Zen Enterprise Server Web Appsを使用するか、Actian Zen Cloud Serverで構成してください。
アプリ側で同時アクセスユーザの制御を実施する必要があります。
【Actian Zen Cloud Server】 - コアライセンスとは何ですか?
使用するサーバ環境のCPUコア数に応じて課金されるライセンスです。
コアライセンスモデル:
・論理プロセッサ数ではなく、物理コア数
・仮想環境の場合は、仮想サーバーに割り当てたコア数
・同時アクセスユーザ数、データ容量は、無制限
【重要】
Coreライセンス数が物理Core数より少ない場合、ステータス161が返ります。(動作不可)
【Actian Zen Cloud Server】 - 容量ベースライセンスとは何ですか?
データ容量により制限されるライセンスモデルです。
ベースライセンスとして以下があります。
・Small (20GB Data)
・Medium (100GB Data)
・Large (200GB Data)
※「Data」(データ量)は、同時に開くデータファイルの合計サイズです。
容量要件を見積もるための簡単な方法もご用意しております。こちらのFAQ(https://www.agtech.co.jp/support/faq/)を参照して下さい。
詳しくは、User’s Guide 説明書の「ライセンス管理> ライセンス管理の概念> ライセンスモデ
ル> 容量ベースライセンスモデル」をご覧ください。
※データ容量の追加は、サイズ変更(Small→Medium、Small→Large、Medium→Large)、容量追加(10G)があります。
※SuperSize (Unlimited Data)は廃止となりました。
【Actian Zen Cloud Server】 - データ容量を圧縮することが可能ですか?
Actian Zen ではデータベースのファイルに対して、ページ圧縮、またはレコード圧縮のオプションがサポートされています。
Magic xpa のアプリケーションから新規に作成されたファイルについては、Actian Zenに添付されているRebuildツールで圧縮することができます。
ページ圧縮は、ファイルフォーマット 9.5以降にする必要があります。
詳細は、ドキュメントライブラリの中の「上級者ドキュメント/ Advanced Operations Guide / データ ファイルの変換」を参照してください。
【Actian Zen Cloud Server】 - サイドグレードとは何ですか?
Actian Zen v16 Enterprise ServerをActian Zen v16 Cloud Serverに製品変更することです。
ユーザ数ライセンスから、容量ベースライセンスへの変更となり、Webサーバやアプリケーションサーバ経由でご利用できるようになります。
Actian Zen v16 Enterprise Serverのユーザ数により、移行できる容量ベースが決定されます。
・10~19 ユーザ→Small、
・20~50 ユーザ→Medium
・100~ ユーザ→Large
Actian Zen v16 for Magic : インストール関連
インターネットが接続できない環境でもインストールすることが可能ですか?
Actian Zen v16 for Magicでは、製品認証が必要です。
インストール環境がインターネット接続できない環境の場合は、認証データを入手してオフライン認証を行います。
Actian Zen v16 for Magic : サポート
テクニカルサポートは、どうなりますか?
Actian Zen v16 for Magicの有償サポートは、Magicサポートサービス(有料)で対応します。
インストールサポート(無料)は、メールで対応します。 エージーテック社が直接サポートします。
エージーテック社の無償サポートを受けることは出来ますか?
「Actian Zen v16 for Magic」も、同様にサポートを受けることが可能ですが、Zenのみに限定されたサポートとなります。
Magicに関わる内容に関しては、サポート対象外となります。
PSQL データベース製品のサポート無償化(エージーテック社)
http://www.agtech.co.jp/support/supportservice/PSQL_Support_Info.html
Actian Zen v16 for Magic : バンドル
Actian Zen v16 Workgroup for Magicは、Magicにバンドルされますか?
バンドルされる予定は、ありません。
【重要】2025年09月02日 開発用ライセンスの無償提供は終了し有償化となりました。
詳細は、以下を参照してください。
▼Actian Zen 開発用ライセンスの無償提供終了と有償化のお知らせ▼