Magic eBusiness Platform V9 Plus 製品構成
更新日:2007年10月16日
- Magic eDeveloper V9 Plus
- Magic eDeveloper V9 Plus Web Edition
- Magic Client V9 Plus
- Magic Application Server V9 Plus
- Magic Application Server V9 Plus Lite
- Magic eBusiness Platform V9 Plus メディアセット
- 製品毎のコンポーネント
- ライセンスサーバに関して
- WTS(Windows Terminal Server)、MetaFrameで使用する場合の注意点
- Pervasive PSQL v9 Workgroup のバンドルについて
- Pervasive.SQL V8 Workgroup のバンドルについて(2006年11月20日、Pervasive PSQL v9に変更)
- ASP、SaaSでの使用について
各製品の概要
Magic eDeveloper V9 Plus
Magic eDeveloper V9 Plus では、SQL 系DBMS を使用したクライアント/サーバアプリケーションの開発や インターネット用アプリケーションの開発が可能です。
MRB やインターネット・リクエスタに対するアクセスは、1度起動されたエンジンに対して2000 回までの制限があります。
TCP/IP 環境(ドライバやIP アドレス)が必要です。
- ユーザ数
-
- 1ユーザ版のみです。
- ライセンス管理
-
- インストール直後は、体験版となります。Magicユーザ登録センターへ申請手続きを行い、Activation Keyを入手してご利用ください。
- 特定のPC1台にインストールすることが可能です。
Magic eDeveloper V9 Plus Web Edition
Magic eDeveloper V9 Plus Web Editionでは、SQL 系DBMS を使用したインターネット用アプリケーションの開発が可能です。 クライアント/サーバアプリケーションの開発は行うことはできません。
MRB やインターネット・リクエスタに対するアクセスは、1度起動されたエンジンに対して2000 回までの制限があります。
TCP/IP 環境(ドライバやIP アドレス)が必要です。
- ユーザ数
-
- 1ユーザ版のみです。
- ライセンス管理
-
- インストール直後は、体験版となります。Magicユーザ登録センターへ申請手続きを行い、Activation Keyを入手してご利用ください。
- 特定のPC1台にインストールすることが可能です。
開発版仕様概要
リポジトリ | 機能 | 処理 | Magic eDeveloper | Magic eDeveloper Web Edition |
---|---|---|---|---|
テーブルリポジトリ | APG実行 | ○ | ○ | |
APG作成 | 照会 | ○ | × | |
出力 | ○ | ○ | ||
入力 | ○ | ○ | ||
印刷 | ○ | ○ | ||
Inet | ○ | ○ | ||
プログラムリポジトリ | 新規作成 タスクタイプ |
オンライン | ○ | × |
バッチ | ○ | ○ | ||
ブラウザ | ○ | ○ | ||
APG | 照会 | ○ | × | |
出力 | ○ | ○ | ||
入力 | ○ | ○ | ||
印刷 | ○ | ○ | ||
Inet | ○ | ○ | ||
ブラウザ | ○ | ○ | ||
実行 | オンライン | ○ | × | |
バッチ | ○ | ○ | ||
ブラウザ | ○ | ○ |
Magic Client V9 Plus
Magic Client V9 Plus では、クライアント/サーバアプリケーションのクライアント側の実行のみサポートされています。 インターネットやパーティショニングに対するアプリケーションサーバとしての機能は実行できません。
TCP/IP 環境(ドライバやIP アドレス)が必要です。
使用するには、ライセンスサーバが必要です。
- ユーザ数
-
- ユーザ数は、1、5、10、25、35、50、75、100、150 から選択してください。 同時アクセスユーザ数を意味します。
- ライセンスサーバのホストIDを共通にするとユーザ数を累計して使用することが可能です。(例)5+1=6ユーザ。 ライセンスを分割することは出来ません。
- スタンドアローン環境で使用する場合には、1ユーザ版を必要ユーザ数分ご購入ください。
- ライセンス管理
-
- インストール直後は、体験版となります。Magicユーザ登録センターへ申請手続きを行い、Activation Keyを入手してご利用ください。
- ライセンスサーバ(Windows版)を準備する必要があります。 ライセンスサーバを使用することにより集中してライセンスを管理することが可能です。スタンドアロンの場合は、各PCにライセンスサーバをインストールします。
- ライセンスサーバは、ホストIDによりプロテクトされています。
Magic Application Server V9 Plus
Magic Application Server V9 Plus は、Magic eDeveloper で開発されたインターネットアプリケーションやパーティショニングのサーバ側の アプリケーションを実運用環境で実行するための製品です。
TCP/IP 環境(ドライバやIP アドレス)が必要です。
使用するには、ライセンスサーバが必要です。
- スレッド数
-
- スレッド数は、5、15、35 から選択してください。 同時に実行可能なスレッド数を意味します。
- ライセンスサーバのホストIDを共通にするとスレッド数を累計して使用することが可能です。(例)5+5=10スレッド。 ライセンスを分割することは出来ません。
- ライセンス管理
-
- インストール直後は、体験版となります。Magicユーザ登録センターへ申請手続きを行い、Activation Keyを入手してご利用ください。
- ライセンスサーバ(Windows)を準備する必要があります。 ライセンスサーバを使用することにより集中してライセンスを管理することが可能です。 Magic Application Server V9 PlusをインストールしたPCにインストールすることも可能です。
- ライセンスサーバは、ホストIDによりプロテクトされています。
Magic Application Server V9 Plus Lite
Magic Application Server V9 Plus Lite は、Magic eDeveloper で開発されたインターネットアプリケーションのサーバ側のアプリケーションを実運用環境で実行するための製品です。
パーティショニングのサーバ側アプリケーションとしては使用することはできません。(クライアントからコールリモートによってサーバアプリケーションを呼び出すことはできません。)
TCP/IP 環境(ドライバやIP アドレス)が必要です。
使用するには、ライセンスサーバが必要です。
- スレッド数
-
- スレッド数は、5スレッドのみです。累計することはできません。
- Magic Application Server V9 Plus Liteを複数のコンピュータにインストールし、組み合わせてアプリケーションシステムを構築することはできません。
- ライセンス管理
-
- インストール直後は、体験版となります。Magicユーザ登録センターへ申請手続きを行い、Activation Keyを入手してご利用ください。
- ライセンスサーバ(Windows)を準備する必要があります。 Magic Application Server V9 Plus LiteをインストールしたPCにインストールすることも可能です。
- ライセンスサーバは、ホストIDによりプロテクトされています。
Magic Application Server V9 Plus と Magic Application Server V9 Plus Lite の機能比較
インターネット | J2EE | Webサービス | パーティショニング | スレッド累計 | SNMP LDAP | メッセージング | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Magic Application Server V9 Plus |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Magic Application Server V9 Plus Lite |
○ | × | × | × | × 5スレッドのみ |
× | × |
※Magic Application Server V9 Plus Lite は、iSeriesをサポートしていません。
Magic eBusiness Platform V9 Plus メディアセット
Magic eBusiness Platform V9 Plus メディアセットは、メディア(CD-ROM)で基本的に全製品が添付されています。
以下の目的で使用することが可能です。
- Magic eBusiness Platform V9 Plus 購入ユーザ様の場合
-
- Magic eDeveloper V9 Plus(以下Magic V9 Plus)及び、Magic Client V9 Plus、Magic Application Server V9 Plus の最新版のメディアを取得することができます。
- 添付されている、Pervasive.SQL V8 及 び MSDE2000を使用することが出来ます。
- Magic eDeveloper V9 購入ユーザ様の場合
-
- Magic eDeveloper V9(以下Magic V9)を購入されたユーザ様が、Magic V9 Plusを使用する場合添付されている、Pervasive.SQL V8 及び MSDE2000を使用することが出来ます。
- Magic V9ユーザがMagic V9 Plusを使用する場合の注意事項
-
- Magic V9 のライセンス本数のみ、Magic V9 Plus を使用することができます。
- Magic V9 Plus 1ライセンスに付き特定の1台のPCにインストールすることができます。
- ライセンス情報は、Magic V9 のものを継続して使用可能です。ライセンスマネージャで再登録していただくか、ライセンスファイル(License.dat)をコピーして使用してください。HASPは必要ありません。
- 無償バージョンアップキャンペーンで購入したMagic V9では、使用することはできません。
- Magic V9 Web Edition は、使用することはできません。
- Magic Client V9、Magic Application Server V9 は、使用できません。
製品毎のコンポーネント
各製品でインストールすることができるコンポーネントを示します。
コンポーネント | Magic eDeveloper V9 Plus Magic eDeveloper V9 Plus Web Edition | Magic Client V9 Plus | Magic Application Server V9 Plus | Magic Application Server V9 Plus Lite | |
---|---|---|---|---|---|
ブラウザベースクライアント | ○ | ○ | ○ | ||
ミドルウェアゲートウェイ | Magic Broker Magic モニター J2EEモジュール SNMP(注2) |
○ ○ ○ ○ |
○ ○ ○ ○ |
○ ○ |
|
インターネットリクエスタ | CGI ISAPI |
○ ○ |
○ ○ |
○ ○ |
|
データベースゲートウェイ | Pervasive.SQL Oracle MS SQLServer DB2 UDB ODBC(注1) |
○ ○ ○ ○ ○ |
○ ○ ○ ○ ○ |
○ ○ ○ ○ ○ |
○ ○ ○ ○ ○ |
iSeries | ○ | ○ | ○ | ||
ライセンスサーバ | ○ | ○ | ○ | ||
ライセンスマネージャ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Magic 実行エンジン | ○ | ○ | ○ | ○ | |
Magic 開発エンジン | ○ | ||||
ヘルプファイル | ○ | ○ | ○ | ○ | |
オンラインドキュメント | ○ | ||||
ユーザプロシジャーサンプル | ○ | ||||
イメージドライバ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
メッセージングコンポーネント(注2) | ○ | ○ | ○ | ||
リモートモニタ | ○ | ||||
デモアプリケーション | ○ |
(注1)ODBC GTWはベータ版。
(注2)V9.40J SP1aではベータ機能。
dbMAGIC Ver8.2K4SP1
dbMAGIC Ver7 以前のアプリケーションをVer9 Plusへ移行する場合は、一度Ver8へ移行する必要があります。アプリケーションの移行を目的でのみに限り使用できるdbMAGIC Ver8.2K4SP1開発版(一部のモジュール)が添付されています。
バンドル・DBMS
製品名 | Pervasive.SQL V8 Workgroup | Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine(MSDE 2000) |
---|---|---|
Magic eDeveloper V9 Plus | 5ユーザ | ○ |
Magic eDeveloper V9 Plus Web Edition |
5ユーザ | ○ |
Magic Client V9 Plus | 5ユーザ(※1) | ○ |
Magic Application Server V9 Plus |
- | ○ |
Magic Application Server V9 Plus Lite |
- | ○ |
(※1)Pervasive.SQL V8 Workgroup のバンドル及びライセンス変更について
マニュアル
マニュアルはすべてCD-ROMに格納され全てオンラインマニュアル(PDFファイル)として提供されています。使用するにはAcrobat Reader をインストールする必要があります。
ライセンスサーバに関して
ネットワークライセンス
Magic Client V9 Plus 及び Magic Application Server V9 Plus は、ライセンスサーバでライセンスを管理しています。ネットワークを介して一つのPCサーバでライセンス管理することも、個別のPCにライセンスサーバをインストールして管理することも可能です。
- ネットワークライセンスのメリット
-
- ライセンス管理が一元管理できます。ライセンスの追加が容易にできます。
- 同時アクセス数で管理することができます。(例:5ユーザ版使用時に、10台のPCから使用して同時には最大5ユーザで使用する形態)
- ネットワークライセンスのデメリット
-
- ライセンスサーバ、ライセンスサーバのPC、ネットワークがダウンすると動作できなくなる。
- スタンドアロン、モバイル環境等のネットワーク環境でない環境では、使用できない。
ライセンスサーバをインストールするPCは、信頼性の高いPC(例えばデータベースサーバ等)にすることをお奨めいたします。
ユーザ登録申請
- ユーザ登録申請時のユーザ登録名は、半角英数字(0~9、A~Z、a~z)で行うようにしてください。
- ホストIDは、Magic Client V9 Plus 及び Magic Application Server V9 Plus の場合のみ必要な情報です。ホストIDは、ライセンスマネージャによって取得します。 必ず、ホストIDは、ライセンス管理に使用するライセンスサーバが動作するPC上で取得してください。異なっている場合、ライセンスエラーとなりMagicは、動作しません。
- ホストIDの変更(再発行)は、2回まで(合計3回発行)行うことができます。UDCの場合は、ホストID再発行の理由を選択する必要があります。
- 同じお客様コード、同じホストIDで複数の製品を登録した場合は、累計されたライセンス数を使用することが可能です。(例えば、5ユーザ版を2本購入され、同じお客様コード、同じホストIDで登録した場合、累計された10ユーザのライセンスが発行されます。さらに5ユーザ版を追加登録すると15ユーザになります。)
- ホストIDを「Ethernet」で取得した場合は12桁、「Ethernet以外」の場合は8桁になります。
ホストIDの選択(「Ethernet」、「Ethernet以外」)
- 「Ethernet」は、MACアドレスを使用していますので、DISKクラッシュ時においても、NICが破損しない限り、PCが復旧できれば、同じライセンス情報で使用することができます。通常はこちらを選択してください。 ただし、ネットワーク環境と切り離して使用する場合(スタンドアロン、モバイル環境等)では、ホストID の発行は、「Ethernet以外」を選択してください。
- 「Ethernet以外」は、DISKクラッシュ時には、ライセンスの再発行手続きが必要です。
- 同一システムでVer9 とVer9 Plus を混在して使用する場合は、極力バージョン毎にライセンスサーバ(ホストID)を分けてください。同一ライセンスサーバ(ホストID)を使用するとVe9 とVer9 Plus は同一のライセンスキーを使用するためバージョンの区別ができません。
リダンダントサーバ(バックアップサーバ)
通常、ライセンスを管理するサーバは1台ですが、サーバがダウンした場合、システム全体に影響を与えてしまいます。特に、ユーザ数の多いネットワークライセンスは、対応時間が大きな問題となります。このような問題を回避するために、リダンダント サーバ(バックアップサーバ)を設定することができます。
リダンダント サーバとは、ライセンスサーバマシンを3台設定し、1台ダウンしても残り2台が稼動していれば、ライセンスサーバは稼動します。このライセンス発行を希望する場合は、通常のライセンス発行手続きの前に最寄の営業所へご相談ください。
コールド・スタンバイ
本番環境で動作しない状態でコンピュータシステムを多重化して信頼性を向上させる方式をコールド・スタンバイと言います。障害が発生した場合のみ、コールド・スタンバイ(ライセンスサーバ)を起動して使用します。リダンダントサーバに比べるとシステム停止時間が長く、信頼性は低くなります。
コールド・スタンバイ用のライセンスコードは、UDCにて再発行の手続きを行います。(再発行理由は、「その他」にしてください) 動作を確認後は、ライセンスサーバPCの電源OFF、サービス(FLEXlm License Server)を停止する等の対応を行いライセンスサーバが動作しないようにしておきます。
- 料金:
- ソフトウェア使用許諾書の4. 許諾プログラム等の複製の (1) で記載されている「バックアップを目的とする複製」とみなし、ライセンスの追加購入の必要はありません。
WTS(Windows Terminal Server)、MetaFrame で使用する場合の注意点
- 接続して使用するクライアント台数分のMagicライセンスの購入が必要になります。
- Magic以外のアプリケーションを使用している場合には、事前に動作確認を行ってください。
- Magicサポートセンターでは、MetaFrameに関する問い合わせは、サポート対象外となります。
- 詳細は、弊社営業所へお問い合わせください。
ASP、SaaSでの使用について
ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)でMagic製品を使用する場合は、個別の契約が必要となります。
詳細は、最寄の営業所にご確認ください。