Magic uniPaaS V1 製品構成
Magic uniPaaS V1の製品構成
Magic uniPaaS V1 は、大きく分けて、アプリケーション開発用の uniPaaS Studio、クライアントサーバアプリケーションの実行用の uniPaaS Client、および、サーバアプリケーション実行用の uniPaaS Enterprise Server、Magicリッチクライアント・サーバアプリケーション実行用の uniPaaS RichClient Serverの4種類の製品からなります。
製品名称
下表では、Magic eDeveloper V10での製品名称と対比して、Magic uniPaaS V1での製品名称を示します。
用途 | Magic uniPaaS V1製品名 | 対応するV10製品名 |
---|---|---|
製品総称 | Magic uniPaaS V1 | Magic eDeveloper V10 |
アプリケーション開発用 | uniPaaS Studio V1 | Magic Studio V10 |
クライアントサーバ アプリケーション実行用 | uniPaaS Client V1 | Magic Client V10 |
サーバ アプリケーション実行用 | uniPaaS Enterprise Server V1 | Magic Enterprise Server V10 |
Magicリッチクライアントサーバアプリケーション実行用 | uniPaaS RichClient Server V1 | Magic RichClient Server V10 |
各製品の機能比較
各製品での機能比較は、以下のようになります。
主な機能 | uniPaaS Studio | uniPaaS Client | uniPaaS Enterprise Server | uniPaaS RichClient Server | |
---|---|---|---|---|---|
アプリケーション開発 | ○ | ||||
クライアント機能 | |||||
Magic Client | ○ | ○ | |||
Webクライアント(ブラウザ) | ○ | △※6 | |||
Magicリッチクライアント | △※1 | × | ○ | ||
サーバ機能 | |||||
インターネット(Webマージ) | △※1 | ○ | △※6 | ||
Webサービス | △※1 | ○ | △※6 | ||
アプリケーション・パーティショニング | △※1 | ○ | △※6 | ||
Magicリッチクライアント | △※1 | × | ○ | ||
コールリモート(サーバ呼び出し) | |||||
インターネット(Webマージ) | ○ | ○ | ○ | ○※4 | |
Webサービスコール | ○ | ○ | ○ | ○※4 | |
アプリケーション・パーティショニング | ○ | ○ | ○ | ○※4 | |
ライセンス | |||||
ライセンス単位 | ユーザ数 | 同時アクセスユーザ数 | スレッド数 | 同時アクセスユーザ数、及びスレッド数※5 | |
ライセンス管理 | ライセンスファイル | ライセンスファイル | ライセンスサーバ | ライセンスサーバ | |
ライセンス累計 | × | ○ | ○ | ||
エンジン単位でのライセンス上限指定 | MAGIC.INIで指定 ※2 |
MAGIC.INIで指定 ※2、※3 |
- ※1 MRBやインターネットリクエスタに対するアクセスは、1度起動されたらエンジンに対して2000回までの制限があります。
- ※2 Magic.IniのMaxConcurrentRequests で指定。
- ※3 Magic.IniのMaxConcurrentUsers で指定。
- ※4 クライアント側からでなくサーバ側(uniPaaS RichClient Server)からコールされます。
- ※5 同時アクセスユーザ数は、起動されたセッション数(コンテキスト数)でカウントされています。同一PC上で、複数のタスクを起動(並行実行)した場合は、以下の留意事項があります。
-
- 5セッションまでは、1ユーザのライセンス消費となります。
- 6セッション以降は、1セッション起動毎に、1ユーザずつ加算されて消費されていきます。
(例)5セッション-1ユーザ、6セッション-2ユーザ、7セッション-3ユーザ - 複数タスクを並行実行した場合は、ライセンスは追加消費されます。
- プロキシー構成等のためにクライアントIPが正しく認識できない構成の場合は、1セッションで1ユーザのライセンス消費となります。
- ※6 Magicリッチクライアントは、uniPaaS Enterprise Server V1のライセンス(スレッド数=ユーザ数の1/10)が提供されています。リッチクライアントタスク及びリッチクライアントタスクからコールされたバッチタスクは、uniPaaS Enterprise Serverのスレッドを使用して処理されます。
スレッド数に余裕がある場合は、uniPaaS Enterprise Serverとして、非同期バッチ処理、インターネット(Webマージ)等に使用することが可能です。
uniPaaS Studio V1のライセンスについて
uniPaaS Studio V1のライセンスは、以下のようになります。
- uniPaaS Studio V1のライセンスは、特定のPC1台にのみインストール可能で、かつ、同時に1人のユーザのみが利用可能です。
- このPC上で使う限り、一人のユーザは同時に複数のMagic Studio V10のインスタンスを起動することが可能です。
- uniPaaS Studio V1でのサーバ実行機能は、開発時のテスト目的でだけ利用できます。この場合、MRB やインターネット・リクエスタに対するアクセスは、1度起動されたエンジンに対して2000 回までの制限があります。
- インストール直後は、制限つきの体験版として動作します。Magic ユーザ登録センターへ申請手続きを行い、正式ライセンスの Activation Keyを入手し、ライセンスをインストールすることによって、制限なしの正式版として動作します。
uniPaaS Client V1のライセンスについて
uniPaaS Client V1のライセンスは、以下のようになります。
- 各バージョン毎のライセンス方式の違い
- 各バージョンのライセンス(プロテクト)方式は以下のようになっています。
-
V9/V9Plus V10/Magic uniPaaS V1 事前ユーザ登録 必須
ライセンスコードを入手する必要がある。ユーザ登録は後からで可能。
製品にライセンスコードが添付されていますので迅速にインストールすることが可能です。ライセンスサーバ 使用 未使用 ホストID 必要
ライセンスサーバのコピープロテクト、ユーザ数の累計で使用未使用
注意:ユーザ数の累計処理が出来なくなります。ライセンス 同時アクセスユーザ数 同時アクセスユーザ数、又は インストールベースライセンスとなります。 - 同時アクセスユーザ数ライセンス、インストールベースライセンス
- 2種類のライセンス形態があります。
- 同時アクセスユーザ数:
- 同時にアクセスしているユーザ数で管理されます。 例:50ユーザ版使用時に、100台のPCにインストールして同時には50ユーザが使用可能となります。
- インストールベース:
- PCにインストールした台数で管理するものです。
同一サイトでのみ使用可能です。
-
ライセンス 接続形態 モバイル環境 1ユーザ版 インストールベース
(PC限定)スタンドアロン又は、
ネットワーク接続○ 複数ユーザ版 同時アクセス - 同一ネットワークセグメント内
常時ネットワークに接続
(ライセンスファイルを共有)>× インストールベース
(PC限定)- ネットワークセグメントを越えて使用する場合
- 複数のライセンスの組合せ
- 同一ネットワーク上に複数のライセンスを組合せて使用する事が可能ですが、各PCで使用するライセンスを指定する必要があります。
- (例)
LicenseFile = \\LicensePC\LicenseA.dat ←Aグループのライセンス
LicenseName = MGCSRT1P
LicenseFile = \\LicensePC\LicenseB.dat ←Bグループのライセンス
LicenseName = MGCSRT1P - <注意>
ライセンスサーバを使用しない為、ライセンスの累計処理はサポートされなくなりました。 複数のライセンスを混在して構成することは可能ですが、全体のユーザ数としては上限を超えていなくても、個々のライセンス毎に同時アクセス数の管理を行うためユーザ数上限と判断される場合があります。 できるだけ、複数ユーザ版を組み合わせて使用するのは避け、余裕のあるユーザ数でご利用ください。 (【注】2013年3月UDC(User's Data Center)によりライセンスを累計することが可能になりました。) - モバイル環境
- uniPaaS Client V1 をノートPCにインストールし、ネットワーク環境、モバイル環境を切り替えて使用する場合は、1ユーザ版を使用してください。
- 複数ユーザ版のネットワークセグメントを越えた使用
- インストールベースのライセンスとなります。
同時アクセスでのご使用を希望する場合は、個別セグメント毎に購入をご検討ください。
ご不明な点は、最寄の営業所にご相談ください。 - (例)
150ユーザ版×1本
・PC1~PC100:100ユーザ(インストールベース)
・PC101~PC150:50ユーザ(インストールベース) - <注意>
・全システムでの合計ライセンス数が購入ライセンス数を超えないように設定します。
・同一ネットワークに接続されている必要があります。 スタンドアロンでの使用は出来ません。
・複数サイトの場合は、サイト単位に購入してください。 - uniPaaS Client のライセンス選択フロー
uniPaaS Enterprise Server V1のライセンスについて
- uniPaaS Enterprise Server V1のライセンス
-
- ライセンスは、同時に実行可能なスレッド数です。
- ライセンスサーバ
ライセンスは、ライセンスサーバにより管理されます。 ホストIDを共通にすると複数製品のスレッド数を累計して使用することができ、集中してライセンスを管理することが可能です。(例)5+5=10スレッド ライセンスサーバは、ホストIDによりコピープロテクトされています。 - 一度累計したライセンスを分割することはできません。
- 一つのライセンスを異なるネットワーク上で分割して使用することはできません。
ライセンスサーバに関して
- ホストID
- MACアドレスを使用していますので、DISKクラッシュ時においても、NICが破損しない限り、同じライセンスで使用することができます。
- コールド・スタンバイ
- 本番環境で動作しない状態でコンピュータシステムを多重化して信頼性を向上させる方式をコールド・スタンバイと言います。 Magicエンジン自体は、ロードバランサーの機能にて容易に対応可能ですが、ライセンスを管理しているライセンスサーバに関しては、以下の注意が必要です。
-
- 障害が発生したとき人間が手動で切り替えを行うスイッチオーバーで使用する場合に限り、ソフトウェア使用許諾書の 許諾プログラム等の複製の (1) で記載されている「バックアップを目的とする複製」とみなし、ライセンスの追加購入の必要はありません。
- ライセンスコードは、UDCにて再発行の手続きを行います。(再発行理由は、「その他」にしてください) 動作を確認後は、ライセンスサーバPCの電源OFF、サービス(FLEXlm License Server)を停止する等の対応を行いライセンスサーバが動作しないようにしておきます。
- スタンバイ・ライセンス
- サーバクラスタ、仮想化技術等を使用して高可用性のシステムを構成し、フェイルオーバー(システム障害が発生したとき、自動的に冗長な待機系システムに切り換える機能)構成で使用する場合は、別途スタンバイライセンスが必要です。
- ソフトウェア・メンテナンス
- uniPaaS Enterprise Server V1は、ソフトウェアメンテナンス(以降SMT)対象製品となります。
uniPaaS RichClient Server V1のライセンスについて
- uniPaaS RichClient Server V1のライセンス
-
- ライセンスは、クライアント側の同時アクセスユーザ数です。 サーバ側の同時処理はスレッド数で管理されます。
- 同時アクセスユーザ数は、起動されたセッション数(コンテキスト数)でカウントされています。同一PC上で、複数のタスクを起動(並行実行)した場合は、以下の留意事項があります。
・5タスクまでは、1ユーザのライセンス消費となります。
・6タスク以降は、1インスタンス起動毎に、1ユーザずつ加算されて消費されていきます。(例)5タスク-1ユーザ、6タスク-2ユーザ、7インスタンス-3ユーザ
尚、コールコマンドで、並行実行フラグがNoのリッチクライアントタスクを実行した場合は、追加ライセンスの消費はありません。 - ライセンスサーバ
ライセンスは、ライセンスサーバにより管理されます。 ホストIDを共通にすると複数製品のユーザ数を累計して使用することができ、集中してライセンスを管理することが可能です。(例)200+300=500ユーザ)
ライセンスサーバは、ホストIDによりコピープロテクトされています。 - 一度累計したライセンスを分割することはできません。
- 一つのライセンスを異なるネットワーク上で分割して使用することはできません 。
ライセンスサーバに関して
- ホストID
- MACアドレスを使用していますので、DISKクラッシュ時においても、NICが破損しない限り、同じライセンスで使用することができます。
- コールド・スタンバイ
- 本番環境で動作しない状態でコンピュータシステムを多重化して信頼性を向上させる方式をコールド・スタンバイと言います。 Magicエンジン自体は、ロードバランサーの機能にて容易に対応可能ですが、ライセンスを管理しているライセンスサーバに関しては、以下の注意が必要です。
-
- 障害が発生したとき人間が手動で切り替えを行うスイッチオーバーで使用する場合に限り、ソフトウェア使用許諾書の 許諾プログラム等の複製の (1) で記載されている「バックアップを目的とする複製」とみなし、ライセンスの追加購入の必要はありません。
- ライセンスコードは、UDCにて再発行の手続きを行います。(再発行理由は、「その他」にしてください) 動作を確認後は、ライセンスサーバPCの電源OFF、サービス(FLEXlm License Server)を停止する等の対応を行いライセンスサーバが動作しないようにしておきます。
- スタンバイ・ライセンス
- サーバクラスタ、仮想化技術等を使用して高可用性のシステムを構成し、フェイルオーバー(システム障害が発生したとき、自動的に冗長な待機系システムに切り換える機能)構成で使用する場合は、別途スタンバイライセンスが必要です。
- ソフトウェア・メンテナンス
- Magic RichClient Server V10は、ソフトウェアメンテナンス(以降SMT)対象製品となります。
ソフトウェア・メンテナンス
- uniPaaS Enterprise Server V1、uniPaaS RichClient Server V1は、ソフトウェアメンテナンス(以降SMT)対象製品となります。
- uniPaaS Studio、uniPaaS Clientは、対象製品ではありません。
- 初年度のSMT費用は、製品価格に含まれています。
- サービス内容
ソフトウェア・メンテナンスの種類に応じて以下のサービス内容が利用することができます。
ソフトウェア・メンテナンス種類
種類 | メジャーバージョンアップ | アップデート | テクニカルサポート |
---|---|---|---|
スタンダード | ○ | ○ | ○ |
エコノミー | ○ |
- メジャーバージョンアップ
- 有効期間中に出荷となった新バージョンやリリースへ自由にアップグレードすることができます。
- アップデート
- サービスパック、パッチ等が提供されます。
- テクニカルサポート
- 製品のインストールや使用方法など運用環境に関して、Web経由で質問をすることができます。
-
- 購入した製品(シリアル番号)に対するサポートとなります。
- 運用環境に関するサポートとなります。
導入や使用方法に関する日常的、かつ短時間の質問に対する応答
プログラム・コードに起因する障害に対するサポート
- ※プログラミングに関するサポートは別途サポート契約が必要です。
契約概要
- サイト単位の契約となります。 サイトの定義:同一法人、同一敷地内
- 契約開始日/更新日は、出荷日により決定します。 1年後の翌月1日。 出荷日が1日の場合は1年後の同日となります。
- 契約更新は、自動更新となります。 SMT更新日(サイト単位)にサイト内の全製品を更新します。 追加購入された製品に対しては、SMT更新日に次年度の不足分を計算して調整します。
- SMTの非更新の場合
-
- SMTによるメジャーバージョンアップの権利を失います。
- SMTのテクニカルサポートの権利を失います。
- サービスパック(アップデートモジュール)の適用が出来なくなります。
- その他の注意点
-
- SMT製品、非SMT製品を組み合わせて使用することは出来ません。
(例)SMT製品5スレッド×2本=10スレッドの構成で使用しており、SMT更新時に一本のみを更新することは出来ません。 - SMT更新を行わず、後日に再度SMT取得を希望する場合には、未契約期間の通常費用の2倍の費用を支払うことにより継続することが可能です。
- パートナー様経由でご購入の場合は、パートナー様にご注文ください。
- 購入前にエンドユーザ様のユーザ情報(サイト情報)が必要です。
- ライセンスコードの再取得
・メンテナンス更新日以降にリリースされたSP等のモジュールを適用する場合、事前にライセンスコードの再取得が必要になる場合があります。
- SMT製品、非SMT製品を組み合わせて使用することは出来ません。
バンドルDBMS
Magic uniPaaS V1 各製品には、以下のDBMSがバンドルされます。
製品名 | uniPaaS Studio V1 | uniPaaS Client V1 | uniPaaS Enterprise Server V1 | uniPaaS RichClient Server V1 |
---|---|---|---|---|
SQL Server 2008 Express | ○ | ○ | - | - |
Pervasive PSQL v10 Workgroup (5ユーザ) | ○ | ○ | - | - |
- 参考
- uniPaaS Enterprise Server V1、uniPaaS RichClient Server V1には、DBMSはバンドルされません。
- バンドルされている SQL Server 2008 Express は、最新のバージョンをDBMSベンダのホームページからもダウンロードすることができます。
- Pervasive PSQL製品のご購入に関しましては、弊社営業までお問い合わせください。
- 重要:バンドルDBMSのサポートについて
- バンドルされている Pervasive PSQL v10 Workgroup については、弊社サポートセンターのサポート対象となります。
- SQL Server 2008 Express に関しては、弊社からもDBMSベンダからもサポート・メンテナンス等一切ありません。従って、これらの製品の利用は、開発・テスト段階での利用に止め、実運用環境においては、DBMSベンダからのサポートを受けられる正式製品をご利用されることを強くお勧めいたします。
- WTS(Windows Terminal Server)、Citrix XenApp で使用する場合の注意点
- Magic製品(uniPaaS Studio、uniPaaS Client)を接続可能なクライアント台数分のMagic uniPaaSライセンスの購入が必要になります。
- Magic以外のアプリケーションを使用している場合には、事前に動作確認を行ってください。
- Magicサポートセンターでは、WTS(Windows Terminal Server)、Citrix XenApp(Citrix Presentation Server/MetaFrame)に関する問い合わせは、サポート対象外となります。通常のWindows環境での現象確認をして頂きお問い合わせください。
- ご不明な点は、最寄の弊社営業所へお問い合わせください。
- ASP、SaaSでの使用について
- ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)でMagic製品を使用する場合は、個別の契約が必要となります。
- 詳細は、最寄の営業所にご確認ください。