Magic uniPaaS V1PlusによるMicrosoft SQL Server 2016 の動作確認レポート
マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
ソリューション本部 技術部
2016/10/14
動作確認レポート
はじめに
このドキュメントは、Magic uniPaaS V1Plus によるMicrosoft SQL Server 2016 (MSSQL Server 2016) の動作確認テストの結果について記述したものです。
対象
- Magic uniPaaS V1Plus Version Version 1.9g2 (PT1/PT2/PT3)
- Magic uniPaaS V1Plus MSSQL データベースゲートウェイ : MGMSSQL.dll(Version 1.9g-0)
動作環境
- クライアント
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- CPU :Intel Core(TM) i5-3470 3.20GHz
- メモリ:4GB
- OS:Windows 10 Enterprise (x64) / Windows 7 Professional ServicePack 1 (x86/x64)
- クライアントモジュール: Microsoft SQL Server 2012 Native Client (Version 11.3 / 11.0)
- Magic uniPaaS V1Plus + MGMSSQL.dll
- サーバ
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- CPU :Intel(R) Xeon(R) L5520 2.27 GHz
- メモリ:8GB
- OS:Windows Server 2012R2 Standard
- Microsoft SQL Server 2016 Developer Edition Version 13.0.1601.5
検証結果
SQL Server 2008R2 で動作可能なアプリケーションで検証した結果、その互換レベルにおきまして、正常に動作することを確認いたしました。
留意事項
SQL Server 2016の新機能、仕様変更に関して、本モジュールにおきましてサポート対象外とさせていただきます。
現在、確認している点は以下の通りです。
- Text型/nText型/imageについて
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Text型/nText/image型は、SQL Server 2014 / 2016では、今後のバージョンでサポートされない機能に含まれています。
Magic xpaでは、書式8000を越える文字型に対してText型、同様に4000を越えるunicode型に対してnTEXT型がマッピングされていますので、これらの型を定義したカラムを持つテーブルは、データベースのアップデートに伴い、それぞれvarchar(max)型, nvarchar(max)型に変更することを推奨いたします。xpaによる新規作成を行う場合、カラム特性/タイプに、これらのデータ型を設定します。参考:
- インメモリデータベースについて
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インメモリデータベースへのアクセスは、リッチクライアントタスクでは照会のみ、オンラインタスクではトランザクションを無効にした場合のみ、アクセス可能であることを確認しております。バッチ処理のビルトインSQLにおきましては、Magic xpaでの様々なプログラムパターンを想定した、汎用的なSQLステートメントを実行するため、インメモリデータベースで推奨されるSQLステートメントは想定されておりません。このような処理を実現するには、ストアドプロシージャ等の利用を推奨いたします。
- 列ストアインデックスについて
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列ストアインデックスを定義したテーブルに対してアクセスする場合、定義取得した後、以下の設定を変更する必要があります。
1. [テーブル特性/カーソル]を「No」に変更します。
2. クラスタ化された列ストアインデックスのインデックスセグメントではインデックスセグメントが設定されないので削除し、必要に応じて仮想キーを定義します。
- テンポラルテーブルについて
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テンポラルテーブルとして作成したテーブルを定義取得した場合、「期間開始列(SysStartTime)」、「期間終了列(SysEndTime)」として定義したカラムは文字型8バイトで取得されます。
このカラムのデータを正しく参照するには、テーブルリポジトリ上で27バイトに変更し、その処理に伴う物理テーブルへの変更は行いません。
参考
Magic uniPaaS V1Plus によるMicrosoft SQL Server 2008R2 の動作確認レポート
Magic uniPaaS V1Plus による Microsoft SQL Server 2012 の動作確認レポート
Magic xpa による Microsoft SQL Server 2014 の動作確認レポート
以上