「Oracle Java SE サポート・ロードマップ」による弊社製品への影響について

平素より、弊社Magic製品をご利用いただき、ありがとうございます。

Magic製品が使用しているJavaのサポートに関する重要な変更についてお知らせします。

この変更は、Oracle社がJavaのサポートポリシーを大幅に変更したことにより発生したものであり、Magic製品が使用しているJavaのバージョンの配布とアップデートに影響します。

Oracle社は、2019年1月以降にリリースされたOracle Java SE 8の公式アップデートは、営業、商用、または本番使用に商用ライセンスなしでは利用できないと発表しました。

参照：https://www.java.com/ja/download/release_notice.jsp

また、Oracle社が提供するJava SE 9 も、正式ライセンスなしには、商用で使用することはできません。 

Magic 製品は、顧客の利便性を維持するため、Javaおよびそのアップデートを製品インストールの一部として提供してまいりましたが、Oracle社のポリシーが変更されたため、今後はJavaのアップデートをインストーラに含むことはできなくなりました。従って、Magic社はJava(JDK/JRE）の再頒布をいたしません。また、セキュリティパッチを含むJavaアップデートの提供もいたしません。

Magic社の製品をインストール、または再インストールする場合、あらかじめJavaを入手し、インストールしていただく必要があり、セキュリティパッチを含むJavaのアップデートについては、Oracle社とサポート契約を締結していただくか、Oracle社および他社のOpenJDKを使用していただくことになります。

Q&A

質問：Magic社製品は、いつからJavaのバンドルを停止しますか？

答え：Magic xpa 4.5以降、Magic xpa 3.3d以降、Magic xpi 4.10以降のバージョンで、JavaSEはバンドルされなくなります。

質問：Magic xpa/xpi を使用するプログラマーは、Javaを自分でインストールする必要がありますか？

答え：はい、Magic製品をインストールする前に、JavaSEを手動でインストールしていただく必要があります。 Magic xpi はJavaのインストールが必須ですが、Magic xpaについては、テクニカル情報を参照してください。

質問：Magic社は、Javaを使用した製品を今後も検証しますか？また、その場合のJavaのバージョンは何になりますか？

答え：Magic社の製品は、JavaのそれぞれのバージョンのLTS（Long Time Support）に対して動作検証をする予定です。現在は、JavaSE 8、および11のOracle JDK（商用）、Oracle Open JDKを動作検証の対象としていますが、他社のOpenJDKについては、LTSを提供するいずれかのディストリビューションを検証する予定です。

質問：Javaが自分のマシンにインストールされていることを、どのようにして知ることができますか？

答え：Magic のインストーラは、インストールされているJava SEを探し、使用者に選択させ、それによって構成ファイルを変更します。

質問：Magic製品をインストールした後にJavaをインストールしたらどうなりますか？

答え：Magic製品のインストーラと同等の機能を備えたユーティリティを別途提供します。このユーティリティは、Magic製品が現在インストールされているJavaを認識していない場合、問題を解決するのに役立ちます。

質問：現在、Magic製品が古いバージョンのJavaで稼働しています。2019年1月以降のリリースにアップグレードする場合、どのようにしたらいいですか？

答え：今後、Magic製品は、OracleのLTS Java バージョン（現行ではバージョン8）、Oracle Open JDK、他社LTS OpenJDK（弊社で検証したもののみ）での動作を保証します。Magic製品を使用するためには、前出のJavaバージョンのいずれかをインストールする必要があります。

質問：Oracle社の今後のロードマップを教えてください。

答え：Oracle社が提示する現時点でのロードマップは、下記URLを参照してください。

https://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html