Smart DocFinder 製品体系・製品概要について
Smart DocFinderとは何ですか?
スマートフォンや低速回線環境のWindows PCでも高速に目的の文書を検索し、表示することができる、「Web全文検索システム」です。全ページをダウンロード後に表示するのでなく、必要なページのみをダウンロード後に表示するため、3G回線でも高速表示可能です。 (特許出願中)
Smart DocFinder Standard とSmart DocFinder Liteの違いはなんですか?
Smart DocFinder Standardは、エンタープライズレベル、Smart DocFinder Liteは、ワークグループレベルでのシステム構成を想定しており、以下のような違いがあります。
Smart DocFinder Standard | Smart DocFinder Lite | |
---|---|---|
最大文書格納数 | 無制限 | 10,000文書 |
ユーザ数 | 無制限 | 50 |
複数サーバによる負荷分散 | 可能サーバ単位にライセンスが必要です。 | 不可 複数のLiteを組合せて構成することはできません。 |
システム規模 | エンタープライズ | エントリー、ワークグループ |
クライアント台数が多く(数1000~数万など)ても、対応可能ですか?
Smart DocFinderのサーバアーキテクチャは、非常にフレキシブルな構成が可能になっています。標準でロードバランシング機能を実装しており、Smart DocFinder Standardを使用すると、複数のサーバを使用してスケールアウトすることが可能となります。 多重化構造により可用性向上も可能となります。
お客様の希望するシステム要件に柔軟に対応が可能です。 サイジング、導入に関するコンサルティングも行っていますので、最寄の営業所か、Webからお問合せください。
Smart DocFinder Liteで10,000文書を超えてしまいそうです。 どうしたら良いですか?
不要な文書を削除し10,000文書を超えないようにするか、Smart DocFinder Standardへの移行をご検討ください。
マルチテナントには、対応していますか?
現バージョンでは、対応できていません。 将来対応予定ですが、現状ではテナント毎に仮想環境を構築する必要があります。
簡単ログインとは何ですか?
簡単ログインの設定をすると、次回ログインは、「簡単ログイン」を押すことで、ID、パスワードの入力が省略できます。
簡単ログインは、1ユーザーID につき、1台の端末のみで設定ができます。 複数台で簡単ログインの設定を行った場合、最後の端末が有効になります。(以前に設定した端末は簡単ログインができなくなります)
Smart DocFinderのデモサイトは、ありますか?
Magic製品・技術情報検索サイトのSAGAS-MILL(サガスミル)があります。
Smart DocFinderの評価版は、ありますか?
最寄の営業所にご確認ください。
Smart DocFinder Android Client の製品仕様
Smart DocFinder Android Clientとは、なんですか?
Android Client専用のクライアントソフトウェアです。 (有償)
Android のブラウザでも、Smart DocFinderを使用することは可能ですが、PDFを表示する場合、ファイルダウンロードとなります。
Smart DocFinder Android Clientの場合、URLの設定はどうなりますか?
Smart DocFinder Android Clientは、お客様のURLをAndroid Client内に組み込まれています。これにより起動するとすぐに接続されるようになります。
Smart DocFinder アノテーション
アノテーションとは、なんですか?
1ページ表示画面の文書に対して注釈を付与する機能です。
ペン/マーカー/印影(画像)/テキスト/付箋の種類があります。 オプション機能です。 (有償)
他のユーザのアノテーションデータも、見ることができますか?
アノテーションデータは、ユーザ毎に管理されています。 自分のみ、全ユーザのアノテーション表示を切り替えて表示する事が可能です。
アノテーションのデータは、クライアントに格納されるのですか?
アノテーションデータは、サーバ側で一元管理されています。 Smart DocFinder終了後は、クライアント側にはアノテーションデータが残りませんのでセキュリティ面でも安心です。
印影の対応は、どのようなものですか?
ユーザ毎に使用可能な印影(画像)を選択できるようになります。
標準では、画像を表示するのみですが、アノテーションを配置した日付、時間、ユーザ名等が管理されています。
ワークフロー等の対応が必要な場合は、カスタマイズ対応となります。 最寄の営業所か、Webからお問合せください。
複数サーバの構成の場合は、サーバ単位にアノテーションオプションが必要ですが?
1システムで使用する場合は、1ライセンスで使用可能です。
Smart DocFinder 動作環境
Smart DocFinderの動作環境は?
「Smart DocFinder 動作環境」をご確認下さい。
仮想環境上での使用は、サポートされていますか? その場合ライセンスはどうなりますか?
仮想環境(Hyper-V、VMWare など)上で、Smart DocFinderは実環境同様に動作しますが、仮想環境での動作を保証するものではありません。 仮想環境固有の問題についてはサポートできません。
サポートセンターにおいては、Hyper-V、VMWareの仮想化環境を用意しており、仮想化環境上で実行しているSmart DocFinder製品についての質問も受け付けますが、仮想環境上の固有な問題であると判明した場合には、それ以上の原因・対策の追求、HotFix等のご提供等の対応が出来ない場合があります。
仮想化ソフトウェア上でサーバ製品をフェイルオーバー構成で使用する場合、別途ライセンスが必要になります。ライセンスの詳細に関しては、最寄の営業所か、Webからお問合せください。
Smart DocFinder以外で必要なソフトウェアはどのようなものが必要ですか?
- SQLServer 2008 R2(Enterprise/Standard/Workgroup/Express)
- Microsoft Office Proffesional 2010 (x86) (PDFファイル以外の文書を扱う場合)
- Microsoft Office Visio 2010 (x86) (Visioを使用したい場合)
※Office文書を登録するユーザ毎に、関連するMicrosoft Officeのライセンスが必要です。
https(SSL)をサポートしますか?
サポートしています。
Active Directoryをサポートしますか?
LDAPによるユーザ認証が可能です。
Smart DocFinderでのユーザID,マスター等の登録は必要です。 LDAP上のユーザを自動取得する機能はありません。
シングルフォレスト構成のみ対応しています。
ユーザの自動取得等のその他の機能に関しては、カスタマイズ対応となります。 最寄の最寄の営業所か、Webからお問合せください。
Webサーバは、IIS(Internet Information Services)のみサポートしているのですか?
はい。現在、IIS(Internet Information Services)のみです。
Smart DocFinder ライセンス関連
Smart DocFinderの提供ライセンスを複数サーバに分散して使用可能ですか?
Smart DocFinderは、サーバライセンスです。 同一ライセンスを複数のサーバに分散して使用することは出来ません。複数サーバで使用する場合は、別途ライセンスを購入する必要があります。
サーバライセンスという事ですが、Webサーバや、DBサーバを分離したい場合は、どのように考えますか?
Webサーバ、DBサーバは、サーバを分離して使用しても追加ライセンスは必要ありません。
Webサーバの場合は、Webモジュールのみをインストールして使用します。 Smart DocFinder Liteでも、分散させることが可能です。
Smart DocFinder Liteを複数購入して、一つのシステムで構成することはできますか?
できません。
複数ライセンス(サーバ)で構成できるのは、Smart DocFinder Standard のみです。 Smart DocFinder Standardへのシステム変更をご検討ください。
Smart DocFinder Standardで、複数サーバで構成する場合、ライセンスはどうなりますか?
サーバ単位にライセンスが必要になります。
3台のサーバで構成した場合は、通常Smart DocFinder Standard 1台、Smart DocFinder追加サーバー2台で構成します。
各サーバに文書登録、文書検索を持っていますが、①3台とも文書登録、文書検索の機能を有効にしたり、②1台は文書登録のみ、2台は文書検索のみを実施したり、システム要件に応じて構成を変更することが可能です。
一般的に、文書検索処理はリアルタイム性が要求され、文書登録は、文書検索に比べて一件の処理が重くなります。
Smart DocFinder 文書の管理
文書の登録は、どのようにして行いますか?
以下のような方法があります。
- 特定のフォルダにファイルをコピーする
- 特定のメールアドレスにファイルを添付して送信する。
- Smart DocFinder のメニューよりファイルをアップロードします。 Windows 端末でGoogleChrome とSafari、FireFox を利用している場合のみ可能です。
- 他のシステム連携(SAP、Notesなど)カスタマイズ要件
どのような形式のファイルが扱えますか?
- Office文書(doc、docx、docm、xls、xlsx、xlsm、ppt、pptx、pptm、vsd)
- テキスト文書(TXT、CSV)
- 画像ファイル(bmp、jpg、jpeg、gif、tif、tiff、png)
- HTML(htm,html,mht)
- ZIP
※詳細は、取り込み文書の対応フォーマットを参照してください。
CADファイルもサポートしますか?
セキュリティ付のPDFも対応できますか?
ストレージモードとして格納されます。
クライアントにダウンロードすることが可能ですのでPDFのパスワードを入力する事により表示することが可能になります。
対応できない文書(PDF、Office文書以外、動画、イメージファイル)を登録するとどうなりますか?
ストレージモードとして格納されます。
クライアントにダウンロードすることが可能ですので、例えば動画ファイルの場合、再生できる環境がクライアントにあれば動画を再生することが可能です。
ストレージモードとして格納された文書は、どのようにして検索できますか?
文書タイトル(ファイル名、又はメールタイトル名)、文書毎に検索拡張エリアで任意の文字を指定する事ができます。
文書はどのように管理されますか?
Smart DocFinderで管理するフォルダ単位で管理されます。
フォルダには用途に応じ3種類あります。
- 「パブリックフォルダ」:ログインしなくてもアクセス可能(複数作成可能)
- 「権限フォルダ」:権限を設定されたグループに所属するユーザのみがアクセス可能(複数作成可能)
- 「個人フォルダ」:ユーザ毎に作成され、ログインユーザ本人のみがアクセス可能(1ユーザアカウントにつき1つ)
フォルダにはどのような権限が設定できますか?
元ファイル、PDFファイルのダウンロードを許可するかどうか。
フォルダ内文書の検索、登録/変更、アノテーションを許可するグループの割り当て等を行うことが出来ます。
ユーザ毎に権限設定を行うことはできますか?
出来ません。
権限設定はフォルダに対してグループ単位で行います。
グループとは何ですか?
フォルダに対するアクセス権限単位になります。
ユーザはグループに所属させることにより、フォルダに対して割り当てられたグループの権限を得る事が出来ます。
ユーザは複数のグループに所属させる事が可能です。
文書検索の検索方法は、どのようなものがありますか?
検索対象:
検索対象を絞り込むことができます。
- 文書単位 (初期値)
- ページ単位
- 新着文書
- お気に入り文書
- 会議資料
- お知らせ
- お知らせ(既読)
検索方法:
検索方法を、以下より選択することが可能です。
- 単語一致(AND)
検索対象の文字列から、文字列の最初から、検索語に一致する単語を探します。複数の文字列を指定された場合は、AND条件になります。 - 前方一致(AND)
検索対象の文字列から、文字列の最初から、検索語に前方一致する文字列を探します。複数の文字列を指定された場合は、AND条件になります。 - 単語一致(OR)
検索対象の文字列から、文字列の最初から、検索語に完全一致する単語を探します。複数の文字列を指定された場合は、OR条件になります。
(例)
登録文書①内容 「マジックソフトウェア jBOLT」
登録文書②内容 「東京都」
登録文書③内容 「京都府」
検索文字 | 単語一致(AND) | 前方一致(AND) | 単語一致(OR) |
---|---|---|---|
「マジックソフトウェア」 | 文書①ヒット | 文書①ヒット | 文書①ヒット |
「ソフトウェア」 | ヒットなし | ヒットなし | ヒットなし |
「マジック」 | ヒットなし | 文書①ヒット | ヒットなし |
「クソフト」 | ヒットなし | ヒットなし | ヒットなし |
「京都」 | 文書③ヒット | 文書③ヒット | 文書③ヒット |
「マジックソフトウェア jBOLT」 | 文書①ヒット | 文書①ヒット | 文書①ヒット |
「マジックソフトウェア BOLT」 | ヒットなし | ヒットなし | 文書①ヒット |
表示順序:
検索結果の表示順を以下から選択することが出来ます。
- 参照回数順
- フォルダー順
- ファイル名順
- 新着順
- ヒット数順
注意点:
- 検索語句を全文インデックスとの完全一致で検索しますので、全文インデックスに含まれないページはヒットしません。
- 複数の文節が含まれると見なされる検索語句は内部で自動的に区切られ、それぞれの語句のAND 検索となる場合があります。
- 短い語句は、無視される場合があります。
- 検索語句の末尾にアスタリスクを付加した場合、その語句は前方一致検索されます。
- 全文インデックスの性質上、全ての検索結果を保証するものではありません。
- 表記揺れの吸収について
・アルファベットの大文字/小文字は同一視されます。
・半角文字は全角文字と同一視されます。
・促音文字は通常文字と同一視されます。(EX. フイルム、フィルム)
・最後に長音文字がついている場合とついてないものは同一視します。
・「ギア」「ギヤ」「ギャ」のように発音の似た語句も同一視する場合があります。
登録された文書を削除するには、どうしたら良いですか?
文書を個々に指定して削除: 文書の所有者、管理者であれば、文書を削除する事ができます。 文書の期間による削除: 文書の保存期間(日数)を設定する事により、自動的に削除されます。 管理者により設定する事ができます。
文書の容量を制限ができますか?
はい。
フォルダ単位にフォルダの最大サイズを設定することができます。 フォルダのサイズは、取込文書+変換後のPDF+表示用イメージの合計サイズです。 設定の90%、100%を超えた時に、管理者にお知らせメールを送信することができます。
文書の保存期間を設定することはできますか?
はい。
管理者が、保存期間(日数)を設定することができます。保存期間を経過したしたものは、自動的に削除されます。
元文書一括ダウンロードとはなんですか?
取り込んだ全ての元文書を一括してダウンロードする機能です。 ZIPで圧縮されてダウンロードします。
各ユーザ、管理者が実行することができます。 管理者はユーザを選択しダウンロードすることができます。
Smart DocFinder 外部連携
net Printとは、なんですか?
「ネットプリントサービス」とは、全国のセブン-イレブンに設置された富士ゼロックスの多機能デジタルフルカラー複合機を利用し、予めネットプリントセンターに登録/格納された電子文書やコンテンツを、安全に高画質プリントとして取り出すことができるサービスです。
Smart DocFinderでは、クライアントの簡単な操作で、net print 連携によりセブンイレブンの複合機から印刷することができます。
印刷ができるのはファイルサイズが2MB までです。
外部から、Smart DocFinderに連携できますか?
Web API(http GET/POST)により、Smart DocFinderの検索を行う事が可能です。
Smart DocFinder サービス
Smart DocFinderのサービスは、どのようなものがありますか?
Smart DocFinder サポート/ソフトウェアメンテナンス
Smart DocFinderのサポートを受けるにはどうしたら良いですか?
ソフトウェアメンテナンス契約が必要となります。Smart DocFinderは、初年度のソフトウェアメンテナンス契約が必須となっています。
ソフトウェアメンテナンスのサービス範囲は、どうなりますか?
1.アップデートのメディア(ファイル)の提供:Magic Software Japan K.K. が運営するSmart DocFinderサポートWebサイトからダウンロード、又は申請することができます。
2.バージョンアップグレードのメディア(ファイル)の提供:Magic Software Japan K.K. が運営するSmart DocFinderサポートWebサイトからダウンロード、又は申請することができます。
3.製品に関する質問の回答:Magic Software Japan K.K. が運営するSmart DocFinderサポートWebサイトにて質問を行うことができます。質問は契約期間中は何度でも行うことができます。
ただしご質問は、使用許諾契約に基づく使い方をされていて、かつ以下のいずれかに該当するものに限らせていただきます。
【ご質問内容の範囲】
- Smart DocFinderが正しく動作するようにするための環境設定に関するご質問。
Smart DocFinderの持つ機能について、マニュアル等公開された情報からは分からない、技術的詳細に関する仕様についてのご質問。 - Smart DocFinderに関する動作の不具合に関するご質問。マニュアルの記述と異なる動作をする場合、実行の継続が不可能になってしまう場合(例:異常終了、ハングアップなど)などについてのご質問。
- ドキュメント化されていなくとも、明らかな不都合(例:セキュリティホールなど)が発生する問題に対するご質問。